剃刀乙女 不和リン ココロノセカイ ポシェットのおうた 重たい睫毛 路標 光蜥蜴 遠いあこがれ 腸髪のサーカス
檻髪 少女と檻 灰色の日 パッチワーク レースのむこう つよくなる おもいでカフェ 日時計 繙く風
かいぞくばん 2010年12月7日 不和リン 光蜥蜴 灰色の日 繙く風 ポシェットのおうた ココロノセカイ イソフラ区ボンソワール物語 日時計
火のこ 不和リン レースのむこう 3びきのくま 重たい睫毛 火のこ 大統領を起こそう 日時計 続きを
ラヂヲ IMPERIAL SMOKE TOWN Mars 2027 STAR FRUITS SURF RIDER 日時計 不和リン レースのむこう 重たい睫毛 奇跡はいつでも 悲しみのラッキースター Smile
0 いきのこり●ぼくら i am POD (0%) Mars 2027 いりぐちでぐち うたのけはい 機械仕掛乃宇宙 四月の支度 はるなつあきふゆ
マホロボシヤ the end ゆさぎ マホロボシヤ 氷の鳥 おめでとうの唄 ゆめしぐれ うみてんぐ 太陽さん コウノトリ 神様のたくらみ 鬼ヶ島
qp 夜明けのジュリアの谷の噴水 テリフリアメ 月の丘 みなしごの雨 誰かの世界 卯月の朧唄 水辺の妖精 妖精の手招き 羊のアンソニー 海辺の葬列

不和リン

ふわり ふわり 空を見上げて ふわり ふわり 雲をあおいで ひとり 彷徨う わたしの秘密を教えてあげましょう あそこから見つめの 駅降りれば 聞こえるでしょう 合鍵の音が あなたの秘密を ばらしてあげましょう 仮面の下は恐ろしい顔 みんなにも見せてあげて ふわり ふわり 心地良い眠りに誘われて ふわり ふわり 羽根を集めて ゆめを彷徨う

ココロノセカイ

扉をあけると 果実の香りがするの たくさんの愛を含んで 迎えてくれる こんな世界が夢なんて つらく寂しい時だけ 飛んでゆける 淡い光と溢れる笑顔 涙も忘れる癒しの場所 お花畑かき分け進んでゆくと 恵みの水の音が 聞こえてくるの 思わず笑みがこぼれてゆく 滝をくぐると長い耳の兎が 今日もまた素敵な歌をうたってる

ポシェットのおうた

頬を撫でる哀愁の風が 胸の奥に いたずらをして 忘れていたあなたの安らぎを じわじわと思い出させる ポシェットの中には いつかのあなたが いつかのまま 残されていたのです

重たい睫毛

あといくつ戻れば あの頃のぼくらに出会えるのかな ぼくらは嘘で庇い合い 許し合い 素直ないのちから 逃げ惑っていたのかもしれない 人は誰かをナイフで突き刺しながら歩んでゆく それがいのちのさだめ 目を開けてみなさい 水浸しな重たい暖毛を 少しずつ開いて あといくつ戻ればあの頃のぼくらに出会えるのかな

路標

幸せかみしめて また一つ瞬きを 瞼の裏側に 焼き付いた思い出を そっと開けて 掌に並べてみて あなたに降り注ぐ 朝日になって 日の出とともに願 あなたの未来を 悲しみ拾い集めて また一つ瞬きを 丸めて固めれば あふれりだす光を そっと転がした 足元を照らしてみて あなたを包み込むわ 小さな仮で 道しるべの歌を歌う 美香氏のウイ

光蜥蜴

ネオンの綺麗な夜の街愛の杯交わそうよ 今宵の獲物が引っかかったよ光蜥蜴は熱くなる 愛と悪の狭間に落っこちて抜け出せないでしょう 眩しい暗い眩しいcry 真っ白な天使を汚しちゃったの 悪気はないけど ごめんなさい ごめんなさい お迎えの灰色の朝靄 汚い者たちは 隠れ場所を無くして 曝け出されるの 僕も僕も

遠いあこがれ

My dream My love あなたがそばにいると 風の色さえ 変わってしまう 水は輝き 光とあそぶ 時をあの空へ 溶かしてしまえ Your dream Your love あなたが 微笑む時 うるんだ瞳の かげりは消える 熱い思いに 胸を焦がして やがて旅立つ 希望への道 流れる雲に 森を映して 鳥は大空へ 自由に翔ぶよ

腸髪のサーカス

霊碑 霊碑 何処へゆくの 貴方は 私を措いて どこまで 霊碑 霊碑 埃臭いマグカップは 暖かなコーヒーも要らないと言うように 静かにそこを動かない 空缶に刺さる煙草たちはもう随分干からびて バスタブにはりついたまま 静かにそこを動かない 鋭敏だと言ったでしょう 勘繰りが酷いのです やはり貴方もあの子も 人間らしいひとでしたか 人でしたか 喉の奥にはりついた冷たく苦い魂は 腹の底に沈んで行き 静かにそこを動かない 震える手脚 孤独に負けて 倒れた床は剣山のよう 凍える心臓 悪事に克てず 静かにそこから動き出す 霊碑 霊碑 何処へゆくの 貴方は 私を措いて どこまで 霊碑 霊碑 触れたラックは鈍い音 握ったそれは錆びたにおい お得意の アンテナで 大好きな貴方を追跡 追跡 追跡 流れ出した紅により己の魂浄化 あの子へ贈る私のサーカス 静かにそこを動かない

少女と檻

少女は檻を飛び越え 自由になる 自由に 自由になる 羽をむしられたら 走ればいいさ

灰色の日

網戸の隅の小さな 蜘蛛の巣にタメ息が 絡まって 動けなくなって 息絶える巻き環に こちらを見た 降り注ぐ雫に 負けないで あなたに届けば いいのに 部屋の隅の大きな 塊と現が 相まって 動きだす 舞い上がる風に 絶えず過ぎて 垂れ下がるロープに 頼らないで あなたが歩けば いいのに 灰色の日の出來音

パッチワーク

窓の向こう逃がす あなたを読みふける ただ一度でもいい のどに詰まった恋を 飲み込むためには あなたの力が必要 育てた心を 町は組み 窓のあなたに そっと飾るの 時の欠片を集めて あなたを読みふける ただ一度でもいい 熱く時だ私を 冷ますためには あなたの力が必要 育てた心を 町は組み 明日のあなたに そっと着せるの 育てた心を 町は組み 窓のあなたに そっと飾るの

レースのむこう

レースのむこうに 佇む あなたの声 いつしかみどりの 上で 花咲かせるよ 紡いだまばたきを 温めたら リボンの靴鳴らして あなたを愛でに行くわ 時には霖雨も 虹を 架けたがらず 毛布に包まる 孤独の 髪も絡まる 繋いだ指先を 震わせたら レースのむこうには 野原に迎えるひとが

つよくなる

私の体を追う大きな 作品と手足を絡ませて走る その時を逃したくないので マヌカハニーとプロポリスで つよくなる 同等の間を潜り抜けて あなたと一緒に どこまでも走って行きたい 巨大な痛みと怖い悪魔が やって来たなら握手をしてみよう 仲良しになりたくなったので アーモンドと小魚で つよくなる ストライプに沿って滑り抜ける あなたと一緒に どこまでも走って行きたい

おもいでカフェ

ふわっと光る 白熱灯に パフェのうえの アイスが溶ける 窓側ソファは 壁際メニュー コーヒーとの少ない 昼下がり 柔らかなボサノバに しょっぱい涙が誘われて 温かなお日様が励ますように 強く光る 思い出カフェで ひとりカフェ あなたの影は どこかしら またもし来たら 頼みましょう あまいデザートは お好きでしょう

日時計

まわる まわるまわる日時計の まわるまわる日時計のかげ 雲をひらく 木の葉まわる 風のちから 影のちから ゆっくりと目覚めるあの人の そっくりの真っ黒なあの人のかげ 追いかける 呼びとめる 無念の地から たったひとりを まわるまわる日時計の まわるまわる日時計のかげ 遠い遠い遠い糸 手繰り寄せてからまるの あなたの針で刺して てりつける世界からわたしを守って 愛の枇杷 ふたりを頬張る 時の色 あざやかな 秘密の露 ふたりを飲み干す 熱の色 あざやかな あざやかな赤 麦藁のはためくアトリの歌 静かな午後 あざやかな あざやかな 劈く鉄の笑い 鼓動を連れ去って 針の下在るのは 鉛のわたし きっと帰って まわるまわる日時計の まわるまわる日時計の

繙く風

世の中を繙く風 私の肺を洗ってゆく 行き違うお願い 私の心を揺らしてゆく 頼みを聴いて 駆け足で 過ぎてゆく今に 睡眠薬を

イソフラ区ボンソワール物語

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火のこ

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大統領を起こそう

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IMPERIAL SMOKE TOWN

ベンガラ色の岩石 夢うつつな あずき色の空 誰かが歩いたあと 嵐のあと 地球が青白く光ってみえる 相変わらずの太陽は ここでもまだひかりつづけてる 大気を覆う粉塵は いつの日にか 燃えた お金のよう. 懐かしい 明星よ どう思うかい 風呂敷のお金は底をついて 流星を数えるのも飽きて 腐れない身体は返したい 遺す星は永遠の彼方だ

かなしいゆめをみたら

かなしいゆめをみたら たいせつなひとに なぐさめてもらおう しとしと あめとなった ものたちに そっと とけて ながそう かなしいゆめはいつでも なくしたくないものを おしえてくれる

私の盗人

枯れゆく葉を打つ雨粒は 強まったり 弱まったり 人の距離をはかるように 午前のはじまりの藍色を奏でる 並んだ足音に 懐かしい真夏の二人を 眺めては短く儚い恋を抱きしめる 私の盗人 この部屋とあなたを染み込ませた 身体一つ持って 歩いてゆく 月明かりや草花たちに尋ねてしまう 果てない道の行く先々を あなたの香りと引き換えに

裸足の庭

no lyrics

あなたのかざり

開かれた今日の一ページに あなたを見つけたら 落ち葉を一つ挟みましょう 枯れた反応 葉脈に あなたの香るもじが 流れていくのを感じながら 鮮明な視界の中に あなたを見つけたら めがねをそっとはずしましょう 微塵だ世界の濁流に 私とあなたが 混ざり合うのを感じながら 溢れてる私の言葉に されるがままのあなたのかざり 口で行く世の中でさえ 今はまだ あなたのかざり Hm hm hm, hm hm hm hm, hm Hm hm hm, hm hm hm hm, hm

3びきのくま

果てない宇宙で 今日も夢を見た 星も瞬たかぬ 黒い闇の中で 風に揺れている 葦の茂る原 波の打ちよせる 砂丘に降る雪を 待つ人の呼ぶ声は 幾千の時を越え 届くだろう ただ ひたすらなその思い 孤独な闇をいつか 照らすだろう すべては流砂の 中に消えてゆく 眩い命の 光跡を残して 果てない宇宙で 生まれた奇蹟は 泡のひとカケラ 深く藍い海の

奇跡はいつでも

失うものは さよならの代わりに あなたの好きな 世界を連れてくる そうだとしたら 素敵な事でしょう 奇跡はいつでも 誰にだって 微笑んでいるわ 大事なものは あなたの前で 何を映して 何を隠すの 答えはそっと瞳の奥に 目覚めのひと息を 自由に浸して 思うままに 駆け出すといい 光にあふれた 世界をここに

ひかりのふるさと

ひとつのぼくら あちらこちらに ちらばって またたいて きらめいて おどろいて おもいだして じゅんばんにまた ふるさとへむかい たびだつぼくらそう ひかりのふるさとへ きらきら きらきら ひかって ひとつに

Mars 2027

ベンガラ色の岩石 夢うつつな あずき色の空 誰かが歩いたあと 嵐のあと 地球が青白く光ってみえる 相変わらずの太陽は ここでもまだひかりつづけてる 大気を覆う粉塵は いつの日にか 燃えた お金のよう 懐かしい 明星よ どう思うかい 風呂敷のお米は底をついて 流星を数えるのも飽きて 腐れない身体は返したい 還す星は永遠の彼方だ

STAR FRUITS SURF RIDER

I was walking the streets when I felt a little dizzy Around my head I saw some stars Star fruits surf rider Near me sits a cat who's staring my way Deep inside that cat's eyes, I see some stars Star fruits surf rider I was somewhere near the ocean and I was feeling cold The stars were amazing and there was no one around Star fruits surf rider

悲しみのラッキースター

もしかして きみはラッキースター ねぇ 今までどこにいたの 髪を切り 紅を差せば 小鳥たちも幸せ この日から きみはラッキースター 雨の中 どこに行こう 靴を履き 傘を差せば 木も街も輝く これから きみのために歌うよ ぼくの家に来てくれたら とてもできないと思ってた メロディーが生まれそう 悲しみを 運ぶラッキースター ねぇ あれからどこにいたの 今からでも 明日からでも 星が落ちる時まで 一緒に... これから きみのために歌うよ ぼくの家に来てくれたら とてもできないと思ってた メロディーが生まれそう 悲しみを 運ぶラッキースター ねぇ あれからどこにいたの 今からでも 明日からでも 星が落ちる時まで 一緒に...

Smile

Smile though your heart is aching Smile even though it's breaking When there are clouds in the sky, you'll get by If you smile through your fear and sorrow Smile and maybe tomorrow You'll see the sun come shining through for you Light up your face with gladness Hide every trace of sadness Although a tear may be ever so near That's the time you must keep on trying Smile, what's the use of crying? You'll find that life is still worthwhile If you just smile That's the time you must keep on trying Smile, what's the use of crying? You'll find that life is still worthwhile If you just smile

いきのこり●ぼくら

雨雲の灯りで瞳をつないで ようやく辿り着いた ここは大きな日本家屋 長いトンネルを抜けるまで 怖かったよね ほっとして 座り込んだ ひどく汚れた 足の裏 怪我してるのか 少し痛いけど どれが僕の血なのか わからないね 大きな山の頂で 貴重な生命 身を寄せ合って あたたかな 温度を抱きしめながら 大きな山の麓には 死者の国 僕らを見上げては 光の玉届けて ボストンバッグには 3日分の服とあの子の写真 今頃どこかで 泣いてるかもね それとも 笑ってるかもね 新しい亡骸を 峡谷へ落とす 鳥たちがすかさず啄んで 空高く 運んでく 毎日の風景 ずっとつづくね 慣れなきゃ いきのこりぼくら

i am POD (0%)

あなたの忘れたいもの ぜんぶ平らげよう わたしをつれてどこか遠くへ 水の綺麗なところへ 光が墜ちるところへ つれてって i am pod あなたの傍で i'm pod 記憶を食べて 壊れるまで 覚え続けていたいの あなたの好きなもの えびぐらたん ケチャップの色 うみのじかん ギターの穴に詰めたら 夜が踊るところへ つれてって i am pod あなたが電池 i'm pod 暗闇の甘さを いつも鳴らせるように i'm pod あなたの傍で i'm pod 記憶を食べて 壊れるまで 覚え続けて いたいの

いりぐちでぐち

頼りない足で歩く いつか来た道を 何度も、何度も 歩く 歩く 通り抜ける風に 何を歌うの 何を教えるの 通り過ぎる息吹に 何を答えるの 何を閉ざすの いりぐち でぐち ここから、そこまで そこから、あっちまで いりぐち でぐち 長い 短い 狭い 広い 懐かしい そんな気がする 懐かしい こんな匂い …ああ いりぐち でぐち 私と あなたの いりぐちでぐち 思い出す 一歩 二歩 三歩  四 五、六 七 八 九 十、十一 十二 十三 十四 十五 いりぐちでぐち 聞こえる息吹 いりぐちでぐち 音、波、 音、波 音、波、 音、波... いりぐちでぐち

うたのけはい

ひかりよりも明確な朝に 葬られる ぼくら はばたくハネを つかむ迷いは うたのしっぽを 裂いて 裂いて 昨日みた虹色の 景色より いま滴る 温度に 触れて いたいの 夢は透明な ためいきに溶けて 雑踏の中で ひときわ輝く てさぐり かきわける うたのけはいを たよりに

機械仕掛乃宇宙

ずっと忘れないで ずっと忘れないよ 不揃いの冷たい石を 並べただけのこの街で ぼんやりとした太陽は うっすら僕を照らしてる 名も無い事で有名な なんにもできないこの僕は 街の誰からも蔑まれ 1人ぼっちで暮らしていた 朝の光を忘れてしまった人々にしてみれば 空を見上げてばかりいる 僕はまがいものさ 僕は愚か者さ 僕は笑い者さ 僕は除け者さ 暗闇の時が多すぎて 時は暗闇でありすぎて 人々はやがて夜明が来る事も忘れ 不平不満を口にして 夢を語り合わなくなったよ だけれどもそう君だけは 街中でたった1人きり 決して光を忘れない 僕に笑顔を見せてくれる ああ愛しの君よ 可愛い笑顔の君よ 僕の心の闇を照らし あたためてくれた 傍に居てくれるなら ぎゅっと抱き合えるなら 他に何にもいらない 愛しい君よ 愛しい君よ 君にいいもの見せてあげよう なんにもできないこの僕が 全てをかけて こしらえた 機械仕掛けの宇宙 誰にも内緒だよ 誰にも内緒だよ ほの暗い部屋の薄闇の中にほら、ひっそり隠れてる 丈夫な鉄骨と 精巧な歯車と 星を模したオブジェと 誰にも内緒だよ 2人だけの秘密だよ 機械仕掛けの宇宙は回り続ける ゆっくり 静かに こんな日がいつまでも続けばいいって思ってた 君がいなくなって 僕は抜け殻になって 泣いてばかりいたよ 宇宙は錆び付いて 星達も夢をなくして うつむいてばかりさ 機械仕掛けの宇宙は回り続ける 回り続ける ゆっくり 静かに こんな日がいつまでも続けばいいって思ってた ずっと忘れないよ ずっと忘れないで 不揃いの冷たい石を 並べただけのこの街で ぼんやりとした太陽は うっすら僕を照らしてる

四月の支度

風に吹かれて あなたの髪 忍び込むの 自転車から 切り取る 新しい 景色に くさりをかけるように 腰に添えた あたたかさも あなたになら 奪われてもいい 静かな町 定食屋の懐かしさよ あなたの隣で生きている 夢の ように いずれ揺らぐ危うさも 春の光に 甘く 溶けて ゆく

はるなつあきふゆ

2人待ちわびた春 そよ風をつれて歩こう 見たこともない花には 好きな名前をつけてしまおう あなたがうまれた夏 木漏れ日の下で話そう 水辺に跳ねる光は その柔らかな髪に飾ろう はるなつあきふゆ めぐりゆく月日を あとどれくらい 数えられるのかな これから訪れる 全ての月日は きっとあなたに 捧げるために あるのだろう 2人が出逢った秋 長い影を連れて歩こう 黄昏の坂道では あの頃と同じキスをしよう ふたたびめぐり来る冬 静けさに耳を澄まそう つめたい霧の夜には 温もりをわけ合って眠ろう はるなつあきふゆ めぐりゆく季節を あとどれくらい 辿ってゆけるかな いつか訪れる 最後の瞬きの その時まで ずっと 傍に そばにいて

永遠はさよなら

あなたはそのまま 椅子から立たずに どこかへ消えるのは このぼくの方 すぐに戻るような 笑顔をのこして 軽やかな足どりで ぼくはここを出るよ あなたの涙は見たくない そして永遠(とわ)に 永遠にさよなら 小雨になったと 教えてあげたい けれどもそうしたら 出来ない別れ 無理に楽しそうな そぶりを示して 人ごみにまぎれこみ ぼくは駈けて行くよ あなたの涙は見たくない そして永遠に 永遠にさよなら・・・

ゆさぎ

貴方は知っているか この厚い雲の上には 満天の星空と双子座が 温かい闇を泳いでいること いつか同じ場所から 堕ちてきたのココロ うさぎの耳が孤独に触れ 柚子色の泪になった

マホロボシヤ

マホロボシヤ 空に馳せる幻の鳥 マホロボシヤ 羽ばたかぬつばさよ 四方八方 光の塵は 再会を待ついつしかの声 ぷつりぷつり途切れた夢は 見上げた人々の憧れか 幻の答えは同じ 命駆ける しっ尾を引いて 雲海にたゆたう眠りびと 神のこころは砂糖菓子 ザラメを踏んで 足切った わた飴抱いて母泣いた こんぺいとうの星が降る らくがん色の恋をする マホロボシヤ わたしをとおくに連れておゆき 見知らぬ 都市へ 墜としておゆき マホロボシヤ 背中に小さな羽根のひびき

氷の鳥

instrumental

おめでとうの唄

おめでとう あなたが生まれた日 はじめまして たくさんの唄を呼び込んで どうか健やかな日々を どうか 夢あふれた日々を

ゆめしぐれ

とりはうみへ さかなはそらへ おかえりなさいな むかしむかしの景色たち なきものぜんぶ ゆめのなか ひとは影に きせつは光に 歪なせかいで 西陽が地面に染まったら だれもがみんな ゆめのなか ゆめはこころへ 時はからだへ 旅しなさいな しあわせ かなしみ あいまって 虹色みらい あめあがり

うみてんぐ

背中に小さな羽根が生えている 思い出しては忘れ 繰り返し 生きてしまう 雨粒がきらきら光って チョウチョが透ける 鱗粉のカーテン 記憶の風向きを見ている朝日 現れては消え 漂い 繰り返し 惑わせる 正しさを失いながら 危うさに救われてゆく 気怠い午後に目覚め 影のような人々に話しかける ね 時間は何処に流れつくのだろう

太陽さん

ひかりの速さで誘い出すいたづらな貴方 どこにいても きっと見つけて さしあげるわ こころを盗んだ フレアな 笑顔に このまま 焼き尽くされていたい 夜に怯えて うずくまる 夕暮れの貴方 顔を上げれば 新しい朝に抱かれなさい 見渡せばいちめん 日向葵 貴方の行く先を照らし続けているでしょう

コウノトリ

instrumental

神様のたくらみ

かみさまがしんで せかいがこおりに つつまれたなら ぼくたちきっと ゆめから さめて たいようをさがすんだろう てさぐりで えいえんを無視して 小さな島で むかしはなしたひみつを 覚えているかい それは果実よりも ぼくたちを誘惑したの おかげで このありさまさ 風がなつかしく 海鳴りは 空気のように すぐそこまできている からだがうごいて すこしたかく飛んで そこはすでに 空だよ くらやみのなか 繋いだ手から なくしてきたもの みえるよ

鬼ヶ島

幻の答えは いつも同じ 鬼ヶ島に授けた赤子 殺しにくる肌艶のよき貴方 神様の遊ぶ ヨーヨーの中で 私たち溺れよう 吊られ叩かれ揺れ 水辺に映る 黄色の目 真ん中に嘘つきの太陽 こぼれたあかり もらいもの 拾っては投げ 波紋がうたう 鬼ヶ島から 轟く声よ

夜明けのジュリアの谷の噴水

inst.

テリフリアメ

殻を破るとそこは みたことない景色 ことばもいらない いまは テリフリアメに 抱かれて眩暈 光が影を産み 色解きの風が道をあけ 天使がとおる 透きとおる翅と 乾いた踵 伸びたままの髪で手繰り寄せる 走馬燈 身籠りませ

月の丘

呼ばれた人は たやすく登れてしまう 月の丘 あの子はまだ わたしたち 幾つも約束をしたまま 嵐の夜に吹く風 頬は濡れて 涙雨 あの子のeyes 永遠に逆らいながら 生きてきたの 空をさいて 輝く影 星に誓い 消えてゆく 微笑みは 丸い月になって 丘に潜んだの

みなしごの雨

星屑のさざ波が 孤児たちを濡らしてく 雪が夜に積もるのと 涙が瞳に落ちるのと 同じ音色がこだまして 人々の祭壇に テトラポッドの雨が降る 祈る掌に砕け 見上げた空に舞い上がる ひかり 七色の銃弾 窓の外には もう逢えぬ人 下を向けば 渡り鳥の群れ

誰かの世界

鳴り止まない罵声 白いお城には 似合わない 放たれた炎の矢は 誰に向けて 投げられたの 見渡せば 仮面だらけ 誰一人素顔見せないで 静まるなら 悲しい雨を降らして 取り残された 楽園は 真っ暗闇で 舞踏会 誰にも気づかれないように 誰にも見つからないように 見渡せば 花園 目を閉じたはずなのに 見知らぬ人と 夢を語ってる 消えちゃう前に この世界を変えたい どうにか ちっぽけな手で 消えちゃう前に この世界を変えたい どうにか ちっぽけな魔法で ちっぽけな魔法で

卯月の朧唄

蝶蝶耳で羽羽たくほど 鱗粉は鼓膜に抱き 唄は朧げになってゆくばかり 卯月の微睡みと 海に溺れやう

水辺の妖精

僕の森の水辺に 妖精が棲んでいた 愛を欲しがる草木に 花の蜜を運んだ やがて時は過ぎ 咲きみだれては散り いくつもの迷いが 僕を大人にした 僕が歩き始めたら 悲しみばかりが増えた やがて時は過ぎ 迷い歩き眠り いくつもの手のひらが 僕をみちびいてくれた 僕が言葉を覚えたら 誰もが皆傷ついた 水辺の妖精達は どこへ消えてしまったの 僕の森の水辺に 妖精が棲んでいた

妖精の手招き

23℃の冷房から たくさんの妖精が でてきて 羽毛のあたりから 滴る汗を ころころ 丸めて もってった 静かに撓む 天井から たくさんの果実が 墜っこちて ひたいに 沈み込む 夢の続きを 分け合い 景色がにじむ また逢いましょう わたしの幻 どんな魔法も効かない 煌めきをただ

羊のアンソニー

眠れない夜は 独りぼっちで あついホットミルクを 冷ましながら飲んでいた 部屋中に悩みごとが散らかって 足の踏み場もない 君はもうきっと 夢んなか 静かな寝息 たててんだろう 膝抱えたまま ベッドに倒れこんで 恋しさで胸が潰れちゃう前に 眠りに逃げ込みたい 好きって言えたら 愛してるって言いたくなって 君の体温を知ったら 全てが欲しくなって 想いは募るまま ぐるぐるまわるよ 携帯のアンテナを数えて 傍にいるつもりでいたけど 句読点がわりな 口づけを交わすくらい いつもふたり傍にいるべきなんだ 偽れないこの気持ち 傷つけてやっと 気づく優しさがあって すれ違いの末に わかり合えることがあって 朝を迎えるために 夜が更けてゆくみたいに 眠れない 夜は、、、

海辺の葬列

都会の歌は海に消えた 大きな龍が一飲みした 鳥たちがさかなをとって その海辺でつぎつぎに人は渇いた 眠りの前に目と目があった その爪で夢は天井に打ち付けた 小さなおうちの外で 嵐を泳ぐ音がする たましいを売ったこの町の人は かつての花の園に揺らいで 風を歌った人は とりの羽毛にくるまり とおくへ運ばれた

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